事務所ブログ

2018.03.24更新

幼稚園で当時3歳の園児がプールで溺れて死亡した事故につき、担任、園等の責任が認められた事例です。幼稚園の経営者は問題意識を持っていただく必要があろうかと思います。

横浜地方裁判所平成29年4月13日判決は、担任は遊具の片付けに気を取られて園児の動きを注視しなかったとして、過失及び園児の死亡との因果関係を認めた上で,主任や園長らの民法709条(園については更に同法415条)に基づく責任は認められないとしたものの、園長は事業執行に関する代理監督者であるところ、具体的な指導内容を指示していないとして監督責任を認め、担任の不法行為の連帯責任を負うとして、担任,園長及び園を運営する法人に対し、約6200万円の損害賠償を認めました。

担任がたくさんの園児を相手にしながらプールの片付けをしている中で、わずかな時間だけ身を離したすきに園児が死亡してしまったのですが、園としては、幼稚園の浅いプールでも3歳の園児であれば溺れることがありうることを想定しなければならず、これを防止するために一般のプールの監視員のような役割を持たせる教員を配置しておく必要があると思われます。

 

 

 

投稿者: 関川法律事務所

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