事務所ブログ

2012.07.27更新

婚姻費用分担請求において、調停が成立した場合、
「離婚または別居状態の解消に至るまで」との条件がつけられます。

であれば、婚姻費用の支払義務者の夫が婚姻費用の負担を免れるために、
妻のもとに戻り、別居を解消してしまえばどうなるか。
その場合でも、別居解消である以上、婚姻費用の支払義務はなくなるのでしょうか。

名古屋家裁岡崎支部のH23.1027判決によれば、
夫が婚姻費用の支払を免れるために別居を解消したものの、生活費を妻に渡さなかった事案において、
「別居状態の解消」には一応該当するが、
故意による条件成就として民法130条類推適用によって、
条件不成就とみなすことができると判示しました。

姑息な手段は通用しないということですね。



投稿者: 関川法律事務所

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